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孤独の利根別自然原生林(その2)

その1

※ 今回の内容は、前回以上にディープな内容です。人によっては笑えなく感じるところもあるかもしれませんが、ほら、そこは自分の中で脚色してる部分もあるので、あまり真剣に受け止めないでください。


散歩の前半は一眼レフ抱えた、いかにも「植物オタク」って感じの人数人とすれ違っていたが、木々は徐々に密度を増していき、人の気配も全くなくなってきた。
そんでもって、銃声っぽい音が聞こえてきた。
私は猟に関する知識は全くないのでよくわからんが、この辺は猟銃OKの区域なのかしらん。
というか、ワシ、熊と間違えられて撃たれないかしら。
いや、撃たれたら撃たれたで、ハイそれまでよなんだが、私はそういう新聞に掲載されるような派手な死に方はしたくない。
できれば、ひっそりとアパートの中で一週間ぐらい経って、ようやく発見されたって感じの死に方をしたい。
(いや、それも新聞に載るって)

道はどんどん狭くなっていき、途中、デカイ水たまりもあったりして、上りの傾斜も急になっていく。
MTBだったら、かつぎ入れなきゃ無理だなって感じの道である。
(しつこいようですが、ここはMTB禁止です)

P1040774.jpg


P1040777.jpg

風はそんなにない。
天気はよかったが、森の中なので日差しはほとんど感じない。
うーん、ちょっと暗いなあ。
でもって、道が狭く気に囲まれているので、閉塞感を感じる。
う、狭い、狭いぞ、これは。

暗い、狭い、暗い、狭い……

わーん、くらいよー、せまいよー、こわいよー

「お前は面堂終太郎か」と、一定の年齢以上の人でなければわからないレトロ漫画ネタを入れながら、私はこの場所を力の限り怖がり始めていた。
こうなると、もうダメだ。
そんなに体力的には疲れていないのに、足はフラフラになり、呼吸は荒くなっていく。
ゼーゼー、ハーハー。
この閉塞的空間はどこまで続くんだ?

そのうち、木に口がついていて「バーカバーカ」と罵られているような妄想に駆られてきた。
足元にまとわりつく枯葉は、実は蛇なんじゃないかと思うぐらい恐ろしいものに感じてきた。

ああ、森全体が俺をバカにしている。

「こんなところでひとりで何やってるの?」と枯葉がささやきかけている。

P1040778.jpg

ぐ、キツイ。
頭が割れそうなほどグラングランな状態だ。
いかん、こんなところにいたら、俺はキ○ガイになる。
気が狂う、狂う、狂う……(((((└(:D」┌)┘)))))))

出口、出口はどこなんだ。
道自体は迷いようのない一本道なのだが、巨大迷路に迷い込んで出口が見えないぐらいの行き詰まり感だ。
おい、勇気を出せ!俺。
こんな森で怖がっていたら、富士の樹海で自○なんてできないぞ(しないって)。

私はこの段階でトレランを趣味にすることは諦めた。
ついでに、歩くスキーやスノーシューなんかもやらないぞ。
私が森林恐怖症だったとは、自分でも全く気がつかなかった。
これは新しい発見として、自分史の一ページに残るぐらいの歴史的出来事であったのだ。
恐るべし、孤独の森林。

で、2時間ぐらい歩いたでしょうか。
ようやく展望が開けるところにたどり着きました。

P1040779.jpg

このときの安堵感は筆舌に尽くしがたい。
森の見えない平野って、なんて素晴らしいのかと思った。
平野とは癒しであり、安らぎであり、エクスタシーなのである。

どうやらスキー場にたどり着いたようです。

P1040780.jpg

一応、今来たところを戻って帰るという選択肢もあったし、その方が圧倒的に近いんだけど、「もう森はイヤだ」状態になっている私は、このままスキー場を駆け下りて、普通の道路を歩いて帰るという選択肢をとることにした。

スキー場を勢いよく駆け下りたかったのだが、秋のスキー場は草がボーボーで、めちゃくちゃ歩きにくいということを学習した。

P1040782.jpg


そうか、雪のないスキー場ってこういう感じなのか。
またひとつおりこうになったぞ。
(というか、雪のないスキー場を駆け下りるバカになったという見方もできるが)

スキー場から脱出して、一般道路に出た私は「ようやく五体満足で生きて帰れる」と安堵し、「そう言えば、ここバスが通っているからバスで帰るという選択肢もありだな」と思ったら、無情にも私の目の前をバスは通り過ぎ、次のバスまで2時間ぐらい待たなければならず、やってられなかったのだった。

そんなわけで、仕方がないので原生林の駐車場まで、日が暮れて真っ暗になった中を7kmぐらい歩き、今回の大冒険は幕を閉じたのであった。

「ああ、せっかくの日曜日を無駄に使ってしまったな」と虚無感にひたり、また、是非、こういうブログネタになるような無駄な冒険をコツコツと積み重ね、自分で勝手にパニックに陥って、自己解決することによって人間的に大いに成長していきたい。
さういうものに わたしはなりたい

さようなら。

(このシリーズ終わり)

歩行距離 12kmぐらい

孤独の利根別自然原生林(その1)

※ 以下の記事は鬱気質の方は読まないでください。読んでますます鬱になったところで当局は責任は持てません。封印しようと思ったブログネタですが、このブログタイトルにふさわしいかなと思い、あえてUPさせていただきます。



とある日曜日。

その日は朝から鬱だった。

理由は聞かないでくれ。
鬱は長年連れ添ってきた私のペットで、5年ぐらい前にお亡くなりになったと思ったら、最近ゾンビのように復活してきやがった。
このペットは、頭の中で「お前は気が狂う、気がくるーう」と金属バットでボコスカに殴られるような衝撃を与え、俺方面に莫大なダメージを与えるのであったが、そんなこと他人から見たら知らんがな、ただの甘えや、ボケ。

ま、それはさておき、この日は自転車でもランの気分でもなかった。

「そうだ!こういうときは森の中で爽やかに森林浴をすればいいんじゃないか」と天才の俺はひらめいたのである。

で、長年岩見沢市民だったくせに2回ぐらいしか行ったことのなかった「利根別自然原生林」に突然行きたくなったのね。
そう、森が私を読んでいたのであった。
♪ おふくろーさんよー
って、その森じゃねえし。
♪ ひゅーるりーー、ひゅーるりーぃーららー
って、その森でもねえわ!しつこいぞ俺。


では、森の中に入りましょう。

P1040762.jpg

おお、いいじゃないか、この鬱蒼とした感じ。
秋の森はいいねえ。
落ち葉を踏みしめながら歩く感触がたまらない。
実は今回の「利根別自然原生林」の視察は、そのままトレランでも趣味にしようかしらんという思惑もあった。
こういうところを走ると気持ちいいんだろうなあ。
ちなみに、冬は歩くスキーやスノーシューで楽しむことができるところです。

※注 ここはMTBは禁止です。


森の中を歩くと、行ったことはないが富士の樹海を思い出し、「俺、このまま○ぬのかもな、ハハハ」などと半分壊れた頭で、妙にハイになっていた。

しかし、ここは富士の樹海と違って、きちんと案内があるので、迷いようがないのであった。

P1040763.jpg

さて、中央園地へ進もうかなあと思ったら、どこからか女性の「すいませーん」という声が聞こえる。
どうやら、ただ事ではない感じの声だ。
いくら薄情なことで定評のある私でも、コイツを無視することはできないというものよ。

で、声のした方に行くと、おばはんと小学校3年生ぐらいの女の子がいて

「迷子になって駐車場に戻れないの」

と訴えてきた。
ど、ど、どうして、こんな入口から500mも離れていないようなところで迷子になるんだ?
方向感覚が狂ってるにも程があるだろう。
こんなことでは富士の樹海では生きていけないぞ。

これが可愛い女性だったら、道案内する気力も100倍だが、どうもそんな気分ではない。
いや、気分ではなくても困っている人がいたら助けなければいかん。

説明が下手くそな私は、「あー行って、こー行けばすぐですよ」ときちんと説明することができないので、「えーい、面倒だ、黙って俺について来い」と言ったら、本当に黙ってついてきて、すげー気まずい時間が流れた。
で、駐車場に近づくと、彼女たちのお父さんらしき人が手を振っていて、これにて一件落着、あー、いいことをした後は気持ちがいいなあ。

…などとは思わずに、大して感謝もされなかったので、俺の散歩の邪魔をするなと頭の中で憤っていた。
すいませんねえ、性格悪くて。
だから鬱の神に好かれるんです。


さて、散歩復活。
しかし、森の中を歩いているとあれだねえ。
私の大好きな漫画、吾妻ひでおさんの「失踪日記」を思い出すよ。


失踪日記失踪日記
(2005/03/01)
吾妻 ひでお

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吾妻さんは、鬱と不安と妄想にかられ、森の中でホームレス生活を送っていたのであったが、うん、俺には無理だ、そこまでの生命力はない。
しかし、自殺未遂をするような人が、厳しい森の中でサバイバル生活ができるのだから、全くもって世の中は不条理にできている。

でも、漫画のシーン思い出しながら考えるのね。
ここを寝床にしたらどうかとか、食べ物はどこで調達しようかしらんとか。
俺、火を自分で起こせないぐらいアウトドアの才能ゼロだから、絶対こんなとこで生きていけないのはわかっているのだが、ついついホームレスになる自分を妄想してしまうのですよね。
現実からの逃避って奴でしょうか。

私は木や植物には、まるで関心のない人間だが、何か「第1号」という表示が気高く誇らしい感じがして、パーマン1号のスワミツオ君を思い出した。

P1040766.jpg

ちなみに「ミズナラ種子」たるものが何かは全く知らない。
いーじゃん、そんなの知らなくたって。

ちなみに1号と隣にある木との違いは全くわからなかった。
隣の名前のない木がとても愛おしく、「お前、内心いてもいなくても同じだろと思ってるだろ。いや、そんなことはない、お前のことを俺が見ているぞ」とそっと声をかけたい心境になった。
そう、2号、3号がいるから1号が引き立つのであるが、パーマン1号のミツオ君は、3号の星野スミレに比べるとぱっとしないのであった。


「シナノキ科」の「シナノキ」ってひねりも何もないだろう。
もっとネタをしこめ、たるんでるぞ名付け親と言いたい。

P1040769.jpg

退職者の森と書いているぐらいだから、退職者がその辺で酒盛りでもしてワーワーやっているかと思ったら誰もいなかった。

P1040772.jpg

看板に偽りありだろ!
金返せ!
払ってないけど。

私として「山火事」よりも、真ん中のイラストの動物が怖いんですが…。

P1040773.jpg

などと自然の中を歩いているくせに、看板にしか目の入らない、アウトドア適性ゼロのワタクシなのであった。

(その2「発狂編」につづく)
プロフィール

ごし

Author:ごし
泳いで漕いで走る人を目指します。
ベイスターズが好きです。
コメントフリーリンクフリーです。

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