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無重力実験施設を目指して

えーとですね、色々あったんです。
その色々は一体何かと言われたら、色々としか答えようのない色々なんですが、その色々が私の頭の中をぐるぐる回り、血管は収縮し、心臓はドキドキし、朝方になっても眠れなくて眠れなくて、切ないのう。
いや、切ないなんていうのは真っ赤なウソで、むしろ、その逆で…。
えーい、とにかく、公表することができない色々があったんです。

こういう頭の中に邪念が渦巻いているときは、ペダルを漕いで精神統一し、更に運動効果で疲労を誘い、眠りの世界に逃避しようという目的で、当てもないサイクリングに繰り出すことにした。

こんなふわふわした気分のときは、ブロンプトンに限るのさ。
今日はのんびりと、どこまでも行ってやろうじゃないか。

まずは道道275号線月形峰延線(通称「樺戸道路」)を月形方向へと走らせます。

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道はどこまでも真っ直ぐと続くのさ。

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水田は夏の突き刺すような日差しを浴び。

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北海道の刑務所といえば、映画の舞台にもなっている「網走刑務所」が有名ですが、実は北海道で最初の刑務所は月形にあった「樺戸集治監」だったのですね。

囚人たちによって植林された、日本の北限にある「杉林」があるのです。
私も今日初めて知ったのですが。

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ただ、白樺やポプラのような、誰もが見てすぐわかるような木しか知らない私は、「へえ、これが杉なのか。そこら辺にある木と大して変わらんじゃん」ぐらいの感想しか持たなかった。
せっかくの杉林も、私の目にかかると台無しなのであった。

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展望台らしきところが見えたので、ついでに上っていきましょう。
にしても、月形にこんな激坂があったとは…。
心の準備ができていなかった私は、見た瞬間、これはダメだと、自転車を押して歩く人になりました。
最も急なところは、ウィンザーホテル裏よりもキツいんじゃないか。

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月形町の展望台ということで、月の形をした展望台なのね。
一見、バナナにも見えなくはないが。
小学生ぐらいの子供たちがピーチクパーチクやかましかった。

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展望台からは石狩平野を見渡すことができます。

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でもって、最初に通った「樺戸道路」も実は囚人たちによって作られた道路だったのですね。
北海道の道路開発は、囚人たちの過酷な労働によって成り立っていたのです。

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なるほど、この道路は石炭の運搬とか、そういう目的ではなく、「囚人の管理」のために「囚人によって」作られたわけですね。
この道を作ることによって、更に管理がキツくなり、結局、道路の開発が自分の首を絞めることになる囚人たちはどんな気持ちで、この道の工事に携わったのだろうか。

柄にもなく、そんな北海道の開拓者に思いを馳せようとするのだが、どういうわけか私の頭の中ではパンパカパンと昨日の花火大会の余韻が残っているわけで。
いや、そっからは頭を離すのだ、更にドンドンペダルを漕いで、頭をからっぽにしようぜ。

久々に月形の隣駅である秘境駅、「豊ケ岡駅」に行きます。

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まだ見ぬ私の大切な心の自転車仲間との約束を果たすために。

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ふう、これで義務は果たした。
さあ、また北へ北へと行こうぜ。

単調な田園風景をバックに、自転車を走らせます。

右手に水田を眺め。

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左手にじゃがいも畑を眺め。

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月形から浦臼→新十津川→滝川と自転車を走らせましたが、まるで頭の中は落ち着かないですね。
同じことがぐるぐる回っていてだね。
でも、こんな状況で一人で部屋にいると気が狂うんじゃないかと思ったので、まだ外に出て正解だったなと。

深夜のファミレスで、アラフォー二人。
まるで噛み合わない、ぎこちない会話をして。
でも、それがなぜか楽しかったりして。
落ち着き無く、おひやを5杯も6杯もおかわりして、時間つぶしをして。
これ、傍から見たら、どのように映っていたんだろうか。

そんなどうでもいいことで頭は支配され。


赤平に行きたかったんです。

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ベイスターズファンを長年やっていると、「世の中は、思い通りに行かないことが多いということがわかる」「弱者の気持ちがわかる」「周りに流されず、我が道を進むことができる」などなど、人生において様々な利点があったように思う。

しかし、ベイスターズファンとして、すっかり身についてしまった悪い習慣がある。
「負け犬根性がつく」「ちょっとした逆境で、『どーせ無理』と思い込んでしまう」

そんな「負け犬ベイスターズファン」の私の脳天をかち割るような本を最近読んだ。


NASAより宇宙に近い町工場NASAより宇宙に近い町工場
(2009/11/05)
植松 努

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赤平という小さな町の工場で、宇宙開発をしているおっさんの話に目頭が熱くなった。
そうだ!そうだ!世の中に「どーせ無理」なんてことはない。
「やってやれないことはない。やらずにできることはない」のである。

おお!これが本に出ていた無重力実験施設なのか。
世界で3番目の無重力施設が、人口1万人ちょっとの町にあるんだぜ。
すげー、すげーよ!

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みんなにもできる!宇宙開発

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5分ぐらいは、そこに立ち尽くしていただろうか。
そのまま、この場から重力がなくなり、私は空中浮遊し、悟りを開き、「ごし真理教」を開けるんじゃないかと思ったぐらいの高揚感であった。

ホントに外見はどこにでもある普通の町工場である。
こんなところで、「どーせ無理」という言葉をなくすために、日々頑張っているおっさんがいると思うと私も何かできるんじゃないかと、ふつふつと生きる勇気が湧いてきた。
もう、今日はこれでいい。
満足だ。
元気が出てきた。
ありがとう、植松専務!


「どーせ無理」と思って、もうどうでもいいと思った時期は長かったし、きっとこれからも「どーせ無理」と思うことがたくさんあると思うけど、自分の中の「どーせ無理」を少しでもなくしていこうじゃないか。
まだ人生は折り返し地点、北海道マラソンで言うと、長く続いた新川通を折り返すときだ。
往路の向かい風の新川通はキツかったが、きっと復路は追い風が吹いている。

そんな予感がした、今回の連休。

走行距離 約80km
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ごっしーさんの熱い走りを偶然にも今日拝見いたしました。
Bromptonに黄色いサドル。
GIOSのキャップを後ろ向き被っていたのですぐわかりました。
275の新十津川辺りで車の助手席からごっしーさんに
手を振っていたのは実は私なのです。
たぶん、覚えていると思いますが・・・・・
そんな胸中で走られていたんですね。
急ぎの用でご挨拶できませんでしたが。

まずはありがとうございますとお礼を(笑

しかし意外と早かったというか、当の本人がすっかり忘れてたというか。

私もこれで心のつかえがおりました(って、忘れてたんだから本当はおりるもおりないもないのですが)

それにしても赤平もよくわからないというか、すごいところですな。これでなぜマイナーなんだ?

・・・・いや、
追い風人生、
まさにこれからでしょう。

>大黒屋さん

ああ、新十津川のあの方が…!

…と、申し上げたいところですが、すいません、全く存在に気づきませんでした。
本文にも書いているように、走行中はまるで心の中は上の空だったものですから。

これに懲りずに、また見かけることがありましたら、合図をいただければと思います。

>コソさん

心の俳句に私ごときが手を加えていいものかと、一瞬ためらいましたが、お礼をいただいたことで、ああ、私はいいことをしたのだなと、ホッとひと安心しました。

上砂川にも無重力科学館というところは存在していましたが(平成17年休館)、ほぼ個人レベルであそこまでの施設を作るバイタリティに頭が下がる思いがあります。

マイナーなところですが、原発なんかよりも、こういうものを次世代に残していきたいものですね。


最後に、我が追い風人生へのエール、ありがとうございます。

あぁこれだ。植松電機。
帰省したら絶対に見に行きたい!
これを励みに、もう少し仕事がんばるよ。

あと、事情は存じないが改めておめでとう。

植松電機を知る人なら、一度は見た方がいいと思います。
というか、我々が以前赤平に行ったときも、あそこの前通っていたんだけどね。

自分でもどうおめでたいのか、さっぱりわからなくなりつつありますが、とりあえずありがとう。
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ごし

Author:ごし
泳いで漕いで走る人を目指します。
ベイスターズが好きです。
コメントフリーリンクフリーです。

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