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サブフォーの先にあるもの

人間というのはよくばりな動物である。

例えば年収500万の人間が年収1000万になりたいなあと思ってモーレツに働く。
で、めでたく年収1000万になったら、それで満足して「もういいや」とスパッと働くことをやめるか?
そんなことはないだろう。
1000万になっても幸福は充足されずに、今度は2000万、3000万と更なる欲が増えていくものだ。
(もし欲が増えないという方がいらっしゃいましたら、きっとその方は現状に満足している「幸福」な人であると思います)

これがいいか悪いかは別にして、欲望が満たされるたびに「もっともっと」と更なる欲望が増えていくのが、人間の本能であると思う。
こればっかりはヒトとして生まれたからには仕方がないわけだ。
我々は神やホトケでないわけだから。


さて、2年前から気まぐれに始めたランニング。

最初は「北海道マラソン」を完走さえできれば、それで満足できると思っていた。
練習もしんどかったし、「道マラ1回完走したら、ランはおしまい」などと思っていた。

そして、運良く1回目の挑戦で完走を果たした。
根性なしの私は、絶対に「もういいや」となると思った。
しかし、当初の思惑とは裏腹に

「もう一度走りたい!」

などと、「お前、あのクソ暑さやしんどさを忘れたのか、アホなのか」と更なる挑戦に意欲マンマンとなるのであった。


そして、北海道マラソン2回目の完走を果たした。
やっぱり暑くてしんどかった。
タイムは前年よりも20分ぐらい悪かった。
やっぱり「もういいや」となるんじゃないかと思った。
しかし、そうはならずに

「次走るときは、サブフォー絶っっっ対果たすもんね」

と、若い頃の私を知る人にとっては考えられない(20代のころはグータラインドアメタボ人間だった)、「いつからあなたは体育会系になったんですか?頭おかしくなったんじゃないですか?」というような、ありえない目標を持つに至ったのであった。


そして、今年。

今までにない練習をこなすことができて、自己ベストを30分近くも縮めて、念願のサブフォーを達成することができた。
これで「ランはもう卒業」となるはずだった。
4時間切れば、市民ランナーとしては十分だろうと。

しかし、ここまで来るとそうはならない。

「この記録の伸び方からすると、もっと練習すればもっと速くなるんじゃないか?」

「難コースと言われている千歳でこれだけの記録出したんだから、もうちょっと条件のいいところだったら、もっといいタイム出せるんじゃないか?」

「そうだ。あのseiさんだって、2年前の道マラでは私よりも後ろを走っていたんだ。そのseiさんが、今となってはサブ3.5の100kmランナーだ。私にだってできないはずがない」

「大体ね、先月の豊平川で初心者ランナーのyosiさんに完敗してるんだよ(私も初心者に毛が生えたような存在なのに、上から目線ですいません)。男だったらリベンジ果たさんか」

などと、欲望がどんどん渦巻いていくのでありますよ。
そうか、そうか、私はもうフルを完走するだけでは満足できないランナーになってしまったのですか。
最初はキロ7分で5kmがやっとだったのに、随分エラソーになってしまったものだ。


一体、私は何を目指しているのかわからない。

一応、数字の上では「サブ3.5とかハーフ100分切り」とかあるのだけれども、これまでの経緯から、この目標を達成すれば満足するのかというと、そんなことは多分ないと思う。

私は一体、いつまで走り続ければいいのか。
最終的な目標は何なのか?
そんなことは自分でもわからない。
それでも、私は走るのだろう。
過去の自分を超えるために。
走ることを応援してくれる人に感謝するために。


人間というのは愚かでよくばりな動物だと思う。
でも、そんな愚かでよくばりなところがいいんじゃないかな。
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不肖のわたしをリベンジ相手に挙げて頂くなんて光栄至極です♪
でも素人なりにこのレースの為にひと冬費やしたわたしとフルへの調整として走られたごしさんでは意気込みが違い過ぎましたし、後日ごしさんの完璧なレース運びを知って自分の稚拙過ぎる走り方を恥ずかしく思ったものでした\(//∇//)\
なによりサブフォーランナーのごしさんは勿論、フルを走られる方たちは皆さん大先生ですから!
…、今のところは… ( ̄- ̄)ニヤッ

難しい命題を持ち出してきましたねえ…。私も色々と考えていた(いる)のですが、「走ること自体が快感(着地のショックや息苦しさ)」「うまく身体を使って、速く疲れずに走り続けれるときが面白い」の二つが大きいです。サブ◯◯とかの目標達成系は、その先にあるはず。というのが理想論でしょうか。ブレブレですけどねww。

タイムで過去の記録を超えられなくても、過去の自分は超えてることはあると思うんですよね。応援してます。

>yosiさん

いえいえ過程はどうであれ、yosiさんは私にとっての「超えたい目標」の一人であります。
yosiさんの日々の練習日記はこちらにとってもいい刺激になりますよ。
「今日は疲れたから休もうかなあ……、いや、yosiさんも走ってるから、私も」みたいな。

いずれ、フルの舞台でもご一緒できるときを楽しみにしています。
それよりも、まずは9月の旭川ハーフですかね。

>seiさん
体の使い方は私も色々考えますね。
ただ、私の場合は走ること自体よりも「これをどう自転車に活かすか」という着眼点が主ですが。
ある瞬間「あ、これ楽だ。自転車に使えるかも?」と思ったときが快感といえば快感なのかもしれません。
(悲しいかな、その感覚はすぐに忘却のかなたに行ってしまいますが)

確かにランは記録だけではないですね。
「自分の思い描いた旅を、自分の思い描いたように行う」ことができれば、そこに満足があるのかもしれません。
そう言う意味では、まだまだ満足はできませんね。
どのレースも必ず「あそこでこうすればよかった」というのがありますので(それはタイムだけではなく、周りのランナーへの気づかい、ゴミをきちんとゴミ箱に入れられなかったなどマナーの問題も含めて)。

応援ありがとうございます。
これからも頑張ります!
そして、seiさんのサロマでのご健闘をお祈りします!
プロフィール

ごし

Author:ごし
泳いで漕いで走る人を目指します。
ベイスターズが好きです。
コメントフリーリンクフリーです。

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