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ランスパバス~第1回 月形温泉(その1)

ランニングというのはどうも遊び要素が少ないというか、自転車に比べるとストイックさが3倍ぐらい求められるように思える。

ほら、サイクリングっていうとさ、「いい景色を見ながら、リンリンランラン自転車を漕ぐ」みたいな優雅なイメージがあるじゃないですか。
それにひきかえジョギングだと、「えー、何でわざわざ走るの?意味わかんない」と罰ゲーム的要素が強くなる。

その違いは何か?

自転車は旅の要素があるが、ランはただの運動だ

というところにあるのではないだろうか。

そこで、私はランに旅の要素を加えてみることにした。

温泉まで走って、ひとっ風呂浴びて、メシ食って、最後はバスで帰る。

そうすれば、温泉とグルメ、そして乗り物での移動と、ちょっとした旅行気分を味わえるのではないだろうか。
うん、これは楽しそうだ、是非やってみよう。
果たして、これが本当に楽しいかどうかはやったことがないのでわからない。
ただやらないことには本当に楽しいかどうか判断できないので、まずはやってみようではないか!

私はこの遊びを「ランスパバス」と名付けることにした。
ランはrun(走る)、スパはspa(温泉)、そしてバスはbus(乗合自動車)で、それを組み合わせて「ランスパバス」なのだ。
そんなことはいちいち書かなくてもわかりますか。そうですか。


さて、それでは早速第一回の「ランスパバス」をやってみよう。
目的地は家から約21.5km離れた「月形温泉」にしよう。
ちょうどハーフマラソンぐらいの距離で手頃なところだ。
「ひとりハーフマラソン」、最低でも週一はやっておきたいところです。

札幌で「ランスパ」なるサービスをやっているスーパー銭湯があるが、「ランスパ」では、荷物や着替えは施設のロッカーに入れておくことができ、いきなり身軽なカッコで走り出すことができるのだよね。
ところが「ランスパバス」だと、荷物を預けるところはない。
着替えとかを持って走らなければならないハンデがある。

適当な大きさのバッグがないので、サイクリング用のドイター30リットルリュックを使うことにした。

P1040115.jpg

うーむ、これはデカすぎる。
でもって、着替えとかをドバドバ入れると3kgぐらいの重量になる。
しかし、軽量化して中身を少なくすると、リュックがゆさゆさ揺れて走りにくそうだし、これはこれでいいだろう。
負荷トレーニングの一環だと思えばいい。
もしダメだったら、次回から改善すればいいのだ。

では、走り出しましょう。
やはり荷物がずっしり来ますね。
今回は「トレーニング」でなくて「遊び」なので、キロ7分ぐらいの超ゆっくりペースで行きます。
というか、こんな荷物背負ってたら、キロ7分ペースが限界です。

コースは道道6号線岩見沢月形線をひたすら進みます。

P1040101.jpg

この直線具合は、北海道マラソンの新川通を彷彿させる。
前方に看板や信号がかすかに見えてきても、いつまで経っても近づいてこなく、絶望的な気分になる。
北海道マラソンに向けての精神の鍛錬には、使えるジョギングコースかもしれない。

見渡す限り田んぼと畑と空ばっかり。
ああ、空ってこんなに広いのね。

P1040102.jpg

この道は先週も先々週も自転車で走ったのだが、時速10km以下のランだと、また新たな発見がある。
同じ道でも速度を変えて行くと、変化があって面白い。

で、自転車よりも3倍ぐらいの時間をかけて、北村市街まであと3kmの表示。
自転車だったら、もう月形まで着いているころなのだが。

P1040103.jpg

黙々と走っていたら、いきなり私のそばで自動車が停まって、ひとりのおばちゃんが出てきた。

「お兄さん、学校に行くんだったら、送ってあげるよ」

いや、40にもなる俺が今更学校なんて行かないし……。
ジャージ姿でリュックを背負って走っている私の後ろ姿が、どうやらおばちゃんには、遅刻しそうになって一生懸命学校まで走っている中学生に見えたようだ。

まあ、何にせよ若く見られるのはいいことだ。
さようなら、親切なおばちゃん。
「知らない人について行っちゃダメだよ」とは言われているが、おばちゃんのことは信用しているよ。

そんなちょっとした人情に触れながらも、北村市街に入って、北村温泉到達。

P1040104.jpg

何かもうこの風呂でいいんじゃないかというような気もするが、まだ半分ぐらいの距離なので、もうちょっと進んでいきましょう。

セイコーマートで補給&休憩。
ここを逃すと月形まで何もなく、大変なことになってしまうのだ。

P1040105.jpg

いい加減、体もあったまってきたんで、ジャージの上は脱ごう。

う、寒い。

でも、走ればそのうちあったまるだろう。
テクテクテク。

上半身はTシャツ一枚になって、リュックの肩紐の食い込みが身にしみてくる。
これは何か対策が必要かなあと思ったが、3kmぐらい進んだら慣れた。

途中かなり向かい風が強くなったが、別にタイムとかそういうことは気にしていないので、ひたすらマイペースで進むことにした。
何もない田舎道をひたすら走るのは辛いような気もするが、ここは得意の妄想力で、北海道マラソンで沿道の声援を受けまくっているところを想像して切り抜けた。
そう、単調な走りも「北海道マラソンのためだ」と思うと不思議と頑張れるのだ。

このT字路が見えてきたら、月形まではあと3キロちょっと。
左に曲がりましょう。

P1040107.jpg

ズンドコ走っていると、高校生を乗せたバスが通り過ぎて、私はひとりの高校生に、まるで乞食を見るような憐れみの目つきで見られた。
私がやっていることは、そんなにクレイジーなのだろうか?

いや、その高校生も大人になれば、私のやっていることをきっとわかってくれるはずだ。
何をどうわかってくれるのかは、わからないが。
そう、若さとは愚かなことでなのである。

最後の難関「月形大橋」。

P1040108.jpg

とにかく、この橋狭いんですよ。
大型車同士がすれ違うこともできないぐらいの狭さ。
もちろん、歩道なんてあるわけがない。

自転車で走るときも恐ろしいこの橋をランで行こうなんて、私はアホかしら。
でも、この橋渡らんと月形に行けんしなあ。

ところが運良く、この日は工事で片側交互通行だったので、警備員の人に「端っこの方を走っていていいよ」と、車の恐怖を味わうことなく通り過ぎることができた。
この橋は、人が通ることを全く想定していないのだろうな。

橋から見た石狩川。

P1040109.jpg


橋を過ぎると、月形町到達です。

P1040110.jpg

温泉は見えるのだが、まだ1kmぐらい残っているのだよ。

P1040111.jpg

最後は「サライ」が頭の中をずっと流れていた。
気分は24時間テレビに出てくるランナー。
そのうち「俺チャレ」として、ひとり100kmマラソンでもやろうかしら、と確かにそのときは思ったが、今はもうそんなことは忘れた。

そして、感動の武道館……、ではなくて、月形温泉にたどり着いたのであった。
24時間テレビとは違って、私の偉業をたたえる人は誰ひとりいなかった。

P1040112.jpg

多分、この日の客の中で、私が最も苦労して温泉にたどり着いたことであろう。
家を出てから2時間45分後の出来事であった。

つづく
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うらやましすぎデス

ごしさん、ランスパバスいいですね♪
私ももっと走れるようになったら、豊平峡温泉まで走って帰りはバスでぐーぐー寝てくるというランスパバスにチャレンジしたいと思っています。
車で送ってくれるというおばさまに「あ、じゃあ月形温泉までいいすか」「えっ⁈」なんて展開だったら…と妄想してニヤリとしました。
続き楽しみにしてまーす(^^)

ランスパいいですね。真冬にウォークスパしたのを思い出しました。往復20kmくらいでしたが、運動の後の温泉は最高でした。何度か、またやってみようと思いましたが、まだ、その一回のみです。(^^;

>しぃさん

後で書きますが、ランスパバスはもっと荷物をダイエットしなくてはいけませんね。
これから暖かくなれば、軽装で行けますので、コンパクトな荷物でもう少しラクになると思うのですが。
豊平峡はずっと上りでキツそうですが、その分達成感も大きいことでしょうね。

あのおばちゃん、他人を疑うことを知らないような純粋ないい人でしたね。
振り込め詐欺などの被害に遭わなければいいなと思いながら、その場を去りました。

>優游さん

運動が終わってすぐに風呂があるのはいいものです。
自転車だと、盗難とかが気になって、あまりじっくりと温泉とかで休憩することができないのですが、体ひとつの身軽な状態だと、いろいろ自由がきいていいですね。

札幌からだと、定山渓温泉で無料バスで帰ってくる、、なんてのが出来ますねぇ、、。やってみようかしらん。

無料送迎バスのある温泉なんていいですね。
岩見沢だったら三笠太古の湯も使えますね。
ただ、家から7km弱とそんなに距離がないのが難点ですが。
私も札幌まで出て、定山渓ランなんてやってみようかしら。

ランスパバス

「お兄さん、学校に行くんだったら、送ってあげるよ」
このひと言がランスパバスに彩りを添えてくれましたね(笑)。素敵だなぁ。
自分がごしさんの立場でしたら(そもそも走らないが)、あまりに予想外の展開で固まって挙動不審になってしまいそうです。

私は8Lのリュックに入るだけの荷物でやりますよ。荷物が重いとけーっこうきっつい。

あと、ランスパ「ビール」バスかなw。うまいビールを飲むためにやる感じです。

>タッチさん

こっちに戻ってきて思うことですが、周囲の人の暖かさが札幌より3℃ぐらい高い気がします。
多分、おばちゃんは私のことを「その辺の近所のおにーちゃん」だと思ったのでしょうね。

最初は道でも尋ねられのかなと思いましたので、予想外の展開にびっくりでした。
(最初は「この人、40の男に向かって何を聞いているんだろう?」とちょっと面食らいました)

>seiさん

実はseiさんブログの「豊平峡カレーラン」を拝読して、「これだ!」と思ってやってみました。
ちょっとした遠足気分でいいですね、こういうの。
バッグはやはり10L以下のものにした方がいいですね。

ついでみたいな感じであれですが、お誕生日おめでとうございます。
明日の洞爺湖マラソンのご健闘を祈ります!
プロフィール

ごし

Author:ごし
泳いで漕いで走る人を目指します。
ベイスターズが好きです。
コメントフリーリンクフリーです。

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